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採用担当が内心「どうでもいい」と感じている応募者の行動とは?

企業の採用担当者が面接で内心「どうでもいい」と感じている応募者の行動をテーマにしたブログ記事のアイキャッチ画像。スマートフォンを机に置き、顎に手を当てて考えるスーツ姿の男性と、背景には開かれた雑誌がぼんやり映るシーン。

転職活動をしていると、

「ここはちゃんとしておいた方がいいのかな」

「採用担当にどう思われるだろう」

と、細かい点まで気になってくるものです。

実際、応募者の方と話していると、とても丁寧に準備をされている一方で、
採用する側から見ると「そこはそこまで重要視していない」というポイントに力をかけすぎているケースも少なくありません。

もちろん、だからといって雑でいい、という話ではありません。
ただ、限られた時間とエネルギーの中で転職活動を進めるなら、優先順位を間違えないことがとても大切です。

この記事では、採用担当としての経験を踏まえながら、
応募者が頑張りがちだけれど、実は評価に大きく影響しにくい行動について整理してみたいと思います。

目次

採用担当は応募者のどこを見ているのか

まず大前提として、採用担当が一番見ているのは、
「このポジションに必要なスキルや経験がマッチしているか」という点です。

どんなに人柄が良さそうでも、どんなに志望動機がきれいでも、
業務で求められるスキルとズレていれば、評価は上がりません。

逆に言えば、スキルや経験がしっかりマッチしていれば、
細かい部分で多少気になる点があっても、選考は前向きに進みやすくなります。

形式やマナーを過度に気にしすぎてしまう行動

採用活動に関わる中で感じていたのが、
形式やマナーを必要以上に気にしすぎてしまう応募者が少なくないという点です。

たとえば、

  • 応募書類の言い回しが失礼ではないか何度も悩む
  • 面接時の敬語や受け答えが完璧かを気にしすぎる
  • 面接後のお礼メールをどう書くかで時間をかけすぎる

こうした姿勢自体は、とても真面目で好印象です。

ただ、採用担当の立場からすると、
それらが評価を大きく左右することは、正直ほとんどありません。

最低限のビジネスマナーが守られていれば、
多少ぎこちなくても、それだけでマイナス評価になることはまずありません。

それよりも見ているのは、

  • この人はどんなスキルを持っているのか
  • 実務でどんなことができるのか
  • チームの中で再現性を持って活躍できそうか

といった点です。

形式やマナーに気を取られすぎて、
本来アピールすべき経験やスキルの説明が薄くなってしまう方が、

採用担当としてはよほどもったいないと感じていました。

面接直前で不安な時の対処法については、下記の記事で詳しく解説しています。
面接前日、不安で眠れない人へ|元採用担当が教える5つのメンタル対処法

連絡の早さや文面の丁寧さを気にしすぎるケース

もう一つ、応募者が気にしがちなのが、
連絡のスピードやメール文面の細かさです。

  • 返信が数時間遅れたら評価が下がるのでは
  • もっと丁寧な言い回しにすべきだったのでは
  • 一言足りなかったのではないか

こうした不安を感じる人も多いと思います。

ただ、採用担当として正直に言うと、
半日〜1日程度の返信速度であれば、ほとんど気にしていません。

採用担当は複数のポジションや候補者を同時に抱えており、
即レスが前提になっていることの方が少ないです。

それよりも重視していたのは、

  • 質問に対して、きちんと意図を理解した回答が返ってくるか
  • 認識のズレがないか
  • 条件や希望が現実的か

といった、コミュニケーションの中身でした。

丁寧すぎる文面や即時返信よりも、
要点が整理されていて、話が噛み合っているかどうか。

ここが評価の分かれ目になることが多いです。

面接の日程調整のコミュニケーションについては、下記の記事をご覧ください。
転職活動中の面接日程調整|夜間・休日はNG?採用担当の視点から解説

志望動機を必要以上に盛りすぎるケース

採用する側の視点では、志望動機はそこまで重視されていないケースが多い、というのが正直な感覚です。

もちろん、まったく見ないわけではありません。

ただ、本音は給与や条件が理由でもそれらしい志望動機を用意するということは、
採用する側もよく分かっています。

そのため、

「なぜこの会社なのか」を無理に盛りすぎた志望動機よりも、

実際に何ができて、どんな経験を積んできたのかの方が、はるかに重要でした。
志望動機は大切ではありますが、それ以上にスキルや経験がマッチしているかどうか。

ここが一番の評価ポイントです。

転職理由・志望動機の伝え方については、下記の記事もご覧ください。
面接で転職理由はどう答える?採用担当が教える好印象の伝え方

希望年収を高く伝えることは、どこまで評価に影響するのか

転職活動をしていると、
「希望年収を正直に伝えたら落とされるのではないか」と不安に感じる人も多いと思います。

結論から言うと、希望年収を伝えただけで、個人としてマイナス評価になるケースは多くありません。

希望年収は、あくまで「希望」です。
採用予定のポジションには、当然ながら年収レンジがあります。

そのレンジを大きく上回る希望年収で、かつ「その金額が絶対条件」という場合には、
採用対象から外れることもあります。

ただ、それは

応募者と企業の間で条件面の合意に至らなかった

というだけの話です。

採用担当の立場から見ると、
採用の現場では常に「できるだけ早くポジションを埋めたい」という現実があります。

  • Hiring Managerからのプレッシャー
  • すでに動いているビジネススケジュール
  • 欠員のまま業務を回しているチームの負荷

こうした事情もあり、
条件やスキルが大きくズレていない候補者がいれば、

「どうすればこの人を採用できるか」という視点で動くのが本音でした。

希望年収についても同様で、
レンジ内、あるいは調整の余地がある金額であれば、

採用担当は社内でできる限り調整しようと動きます。

もちろん、すべてのケースで希望が通るわけではありませんし、すべての採用担当が同じ判断をするわけでもありません。

ただ、少なくとも外資系企業の採用現場では、
「希望年収を伝えたから即NG」という単純な判断がされることは少ないというのが、実感としての答えです。

「どうでもいい」と「マイナス評価」は違う

ここで誤解してほしくないのは、
「どうでもいい=マイナス評価」ではない、という点です。

志望動機を頑張りすぎているからといって、それだけで評価が下がることはありません。

ただ、

  • そこに時間をかけすぎるより
  • 本来重視されるポイントに力を使った方がいい

という話です。

応募者が本当に力を入れるべきポイント

採用担当として応募書類や面接を見ていた中で、
最終的に重視していたポイントは、実はとてもシンプルでした。

見ていたのは、主に次の3点です。

  • ポジションに必要なスキルや経験があるか
    これまでの経歴が、そのポジションで求められている業務内容と、どの程度重なっているか。完全に一致している必要はありませんが、「入社後に何を任せられそうか」が具体的にイメージできるかどうかは重要でした。
  • これまで何をしてきて、何ができるのか
    役職や社名よりも、実際にどんな業務に関わり、どんな役割を担ってきたのか。その経験が再現性のあるものかどうかを見ていました。
  • 現実的に条件がすり合うか
    年収や働き方などの条件面が、ポジションや社内事情と大きくズレていないか。ここが現実的であれば、細かい点は調整しながら進められるケースも多くあります。

転職活動では、

「どう見られるか」「失礼ではないか」といった細かい点が気になり、不安が大きくなりがちです。
ただ、採用の現場で実際に評価されているポイントは、思っているよりもシンプルです。

細部を完璧に整えることよりも、この3点をきちんと伝えられているかどうか。
そこに集中する方が、結果的に選考はスムーズに進みやすくなります。

まとめ

この記事で伝えたかったのは、

「志望動機の書き方」や「年収をどう伝えるか」といったテクニックそのものではありません。

採用の現場では、応募者が不安になって気にしがちなポイントと、
実際に評価に影響するポイントの間に、少なからずズレがあります。

そのズレを知らないまま転職活動を進めてしまうと、本来アピールすべきところに十分な時間やエネルギーを使えなくなってしまいます。

採用担当が見ているのは、「どれだけ丁寧に振る舞えているか」よりも、
このポジションで何ができそうか、現実的に一緒に働くイメージが持てるかという点です。

転職活動では、

すべてを完璧に整えようとするよりも、気にしなくていいことを減らし、伝えるべきことに集中する
その方が、結果的に無理のない形で前に進みやすくなります。

不安を減らすための努力ではなく、評価されるポイントに力を使う。

それが、転職活動を少し楽にする考え方だと思います。

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この記事を書いた人

FreeQuestで記事を書いている海です。
元外資系の採用担当の経験を活かし、転職、外資系キャリア、日本で働きたい外国の方向けに、実践的でわかりやすい情報を発信しています。

Hi, I’m Umi, a writer at FreeQuest.
Drawing on my experience as a former recruiter in the foreign corporate sector, I share practical advice on job hunting, careers at global companies, and how to navigate the Japanese job market. My goal is to make the process clearer and more approachable for international professionals looking to work in Japan.

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