転職活動でつい勢いでやってしまう行動、ありませんか?
退職タイミングや面接準備だけでなく、ちょっとした判断ミスが今後の選考に大きく影響してしまうことも。
本記事では、採用側として何度も転職者と接してきた立場から、転職活動でやってはいけないNG行動3選をリアルな視点で解説します。初めての転職、久々の転職という方はぜひ参考にしてください。
1. 次の転職先が決まっていないのに、勢いで辞めてしまう
これは私自身も経験がある、よくあるケースです。
なぜ避けるべきかというと、日本の転職市場では「現職中」の方が圧倒的に有利だからです。
日本企業の多くは、無職の期間(いわゆるブランク)をネガティブに捉える傾向があります。
実際、新卒採用でも一度“新卒枠”を外れると就職の難易度が一気に上がりますよね。
転職でも同じことが起こるのです。
たとえ1〜2ヶ月でも、ブランクがあるだけで書類で落とされる企業もあります。
理由としては、
- 計画性がない
- 責任感に欠ける
- 安定して働けないのではといったリスクを感じさせてしまうからです。
海外では「少し休暇を取って自分を見つめ直しました」「長期旅行してきました」などもポジティブに受け取られることが多いですが、日本ではまだまだその感覚は少数派です。
また、「留学していました」「資格取得のために休職しました」といった理由であっても、日系企業では必ずしも高評価にはつながりません。
直接キャリアや給与に結びつかない限り、あまり評価されない傾向があります。
とはいえ、個人的には「年単位で旅行に行く」「勉強に集中する」など、自分の人生を豊かにする選択は大いに価値があると思っています。
ただし面接では必ず「その期間、何をしていましたか?」と聞かれます。
自分なりに納得できる説明を準備しておくことは必須です。
2. 経歴詐称
ブランクを隠すために、勤務期間を伸ばしたり、
応募条件に合わせるために学歴や職歴を“盛って”しまうケースも実際に存在します。
多いのは、
- 派遣社員や契約社員の職歴を「正社員」と記載
- 実際より長く勤務したように偽るなどの「就業期間の詐称」です。
ですが、これは絶対にやってはいけません。
まともな企業であれば、経歴詐称が発覚した時点で即解雇や内定取り消しになる可能性が高いです。
履歴書や職務経歴書は「契約書と同じくらいの重みがある」と考えましょう。
一度信用を失うと、今後の転職活動すべてに悪影響を及ぼします。
3. 正式な内定を待たずに、現職に退職の意思を伝える
これも初めて転職する人がやりがちなミスです。
最終面接が終わって、口頭で「ぜひ採用したいと思っています」と言われると、
つい舞い上がってしまって、現職に退職の意思を伝えてしまう…というパターンです。
あるいは「迷惑をかけたくないから早めに引き継ぎを始めたい」と、善意で早めに伝える人もいます。
ですが、口頭内定はまだ“確定”ではありません。
正式な「内定通知書」にサインを交わすまでは、状況が変わる可能性もあります。
たとえば:
- より良い候補者が見つかってしまった
- 直前でポジションがクローズになった
- 会社の業績が悪化して採用自体がなくなった
こういったケースは実際に起こります。
なので、内定が確定するまで、現職への退職連絡や同僚への告知は控えましょう。
あと一歩で決まりそうな時ほど、冷静な判断が大事です。
✅まとめ|冷静な判断が転職成功のカギ
転職活動では、ついやってしまいがちなことが大きなリスクにつながることもあります。
以下の3つはしっかり心に留めておきましょう:
- 次の転職先が決まる前に辞めない
- 経歴詐称は絶対NG
- 口頭内定では退職連絡しない
転職は人生を変える大きな選択。
焦らず、冷静に、自分の人生を豊かにするためのステップを踏んでいきましょう。
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