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未経験から人事(採用担当)に転職するには?成功ルートと注意点を解説

人事への転職を検討してパソコンを眺める女性

人事の仕事、とくに採用担当は「やってみたい職種」として人気があります。

しかし未経験から転職できるのか不安に思う人も多いのではないでしょうか。

この記事では、未経験でも人事職・採用担当としてのキャリアをスタートさせる方法や、実際に評価されるスキル、転職ステップなどを経験者目線で詳しくお伝えします。

目次

未経験から人事に転職することは可能なのか?

結論から言えば、未経験からでも人事職に転職することは可能です。

特に人事部門の中でも「採用領域」は、未経験者にとって比較的門戸が広い分野です。

ただし、「労務管理」「人事制度の設計」「人材開発」などの専門領域は、経験者が優遇される傾向があり、未経験からの転職は難易度が高めです。

未経験から人事職に必要なスキルとは?採用担当者に求められる資質

未経験でも転職できるとはいえ、やはり評価されやすいスキルや職種背景があります。

どんな経験が採用担当に活かせるのでしょうか?

未経験でも評価されやすい前職の例としては、以下のような職種があります:

  • 営業職:コミュニケーション力と数字に対する意識
  • エンジニアなどの専門職:ITや技術系採用時の理解力・共感力

未経験から外資系企業への転職にも興味がある方はこちらもそうぞ👇?外資で未経験でも採用されやすい職種とは

採用担当の仕事に営業やエンジニアの経験が活きる理由

営業職が評価される理由

採用業務では、常に「採用目標(人数)」が存在し、プレッシャーの中で成果を求められます。

特に中途採用では、離職者の穴埋めなど、緊急性のある案件も多いため、営業のように数値目標を追って達成するマインドが重要視されます。


なぜ専門職出身者が評価される?

エンジニアや専門職出身者が採用担当に転職するケースも増えています。

候補者とより専門的な会話ができ、技術的な理解を持つ採用担当者への信頼感は高く、面接の質を上げる要因にもなります。


採用担当は営業的な力が求められる

  • 「どのような環境なら転職してくれるか」
  • 「何に不満を感じていて、何を解決したいのか」

といった、候補者の心理を深く理解しながら行動できる「聞く力」が求められます。

こうした力は、営業経験者が得意とする領域でもあります。

未経験者が人事に転職するためのルートと戦略

企業の採用部門にいきなり転職するのが難しい場合は、まずは別のルートで採用の経験を積むのも一つの方法です。


転職エージェントに転職して採用経験を積む

転職エージェントでは、次の2つの担当があります:

  • リクルーティングアドバイザー(企業対応)
  • キャリアアドバイザー(求職者対応)

どちらの業務でも、中途採用に必要な知識と実務経験を積むことができます。

業界・職種に特化した中小のエージェントであれば、両方を兼任するケースも多く、スピード感のある成長が期待できます。

ちなみに、実際に転職エージェント業界に入る場合は、どんな会社を選ぶかがキャリアの質に直結します。  

エージェント経験者としての視点から、以下の2記事もあわせて読んでみてください👇

[転職エージェントの選び方【信頼できる担当者の見極めポイントとは?】]

[こんなエージェントはやめておけ【3つの見極めポイント】]


採用アウトソーシング(RPO)会社に転職して採用経験を積む

採用アウトソーシング=Recruitment Process Outsourcing(RPO)企業では、以下のような業務を企業に代わって行います:

  • 候補者へのスカウト配信
  • 書類選考の一次対応
  • 面接日程の調整
  • セミナー運営・管理

コア業務(採用戦略やブランディング)に直接関わる機会は少ないですが、実際の採用プロセスに深く関わることで貴重な経験が積めます。

採用経験を活かして企業人事へ

エージェントやRPO企業で採用の実務経験を積んだ後に企業の人事・採用部門へ転職するなら、中途採用に積極的な企業を狙うのが近道です。



エージェント経験から企業リクルーターへ|外資・ベンチャーを目指す転職ステップ

中途採用が活発な外資系企業やスタートアップでは、転職エージェント出身者がリクルーターとして活躍するケースが多く、未経験からでも目指しやすい環境です。

英語力やスピード感ある対応、数字意識が求められますが、成果に応じた報酬(インセンティブ)も大きく、キャリアアップに最適な環境と言えるでしょう。

未経験から人事職を目指す際の注意点

採用の仕事はやりがいも大きい一方で、プレッシャーを感じる場面も少なくありません。

良い面と大変な面、両方を知った上で目指してみましょう。


採用職で大変なところは?

  • 採用目標を達成するプレッシャー
  • ビジネス部門からの要望と人材のギャップ
  • 日程調整やオペレーションの煩雑さ

華やかに見える仕事ですが、裏では泥臭い努力が求められる側面もあります。
人が好きだから人事・採用職を目指す——そんな理由で志望する方も多いですが、それだけではなかなか通用しないのが現実です。

外資系企業の場合は特に結果を重視されます。努力や過程より成果を重視する評価制度に戸惑う人の特徴を、こちらの記事で解説しています。

採用職の魅了は?

採用の仕事には大きな魅力があります。

新たに人を採用し、雇用を生み出すという前向きな仕事に関わっているため、実際に働いている人たちもポジティブな方が多いです。

まとめ:未経験でもステップを踏めば人事採用職へ

まずは「企業の人事部門」だけでなく、「転職エージェント」や「RPO企業」なども視野に入れて、採用のキャリアをスタートさせましょう。

私自身も採用未経験の状態で転職エージェントからキャリアをスタートし、その後、外資系IT企業の中途採用担当、さらに外資採用全体をサポートする立場へと仕事の幅を広げてきました。

実力があれば、キャリアアップのチャンスが大きい分野です。ぜひ、チャレンジしてみてください。

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この記事を書いた人

FreeQuestで記事を書いている海です。
元外資系の採用担当の経験を活かし、転職、外資系キャリア、日本で働きたい外国の方向けに、実践的でわかりやすい情報を発信しています。

Hi, I’m Umi, a writer at FreeQuest.
Drawing on my experience as a former recruiter in the foreign corporate sector, I share practical advice on job hunting, careers at global companies, and how to navigate the Japanese job market. My goal is to make the process clearer and more approachable for international professionals looking to work in Japan.

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