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外資系企業の転職の流れは?面接プロセスと注意点をわかりやすく解説

外資系企業のオンライン面接に臨むスーツ姿の男性

外資系企業に転職したいけど、面接の流れがよくわからない……。

そんな不安を持つ方のために、本記事では外資系企業の一般的な面接プロセスと、それぞれのステップの目的・注意点を詳しく解説します。

リクルーター面談からHiring Manager、チーム面接、オファー面談までの一連の流れを把握し、選考を有利に進めるためのヒントを掴んでください!

目次

外資系へ転職する時の面接回数と選考フローを徹底解説

外資系企業に転職したいけど、選考にどのくらい時間がかかるの?

面接の回数が多いって本当?

そんな疑問を持つ方に向けて、外資系企業の中途採用時によく見られる一般的な選考プロセスと、それぞれのステップの位置づけについてご紹介します。


転職における外資の一般的な選考フロー

企業ごとに違いはありますが、最近のトレンドとして多いのが以下のような流れです:

  1. リクルーターとのカジュアル面談または一次面接
  2. Hiring Manager(入社後の上司)との面接
  3. Hiring Managerの上司との面接
  4. オファー面談

企業によっては、リクルーターの書類選考だけでカジュアル面談を行わず、最初の面接がいきなりHiring Managerになることもあります。

また、Hiring Managerやその上司との面接の合間に、実際に同じチームやプロジェクトで働くことになるメンバーとの面接が入るケースもあります。

リファレンスチェックやバックグラウンドチェックを経て、本社から採用の承認が出た段階で、最終的な「オファー面談」がリクルーターによって実施されます。

企業によっては、書面のみで内定通知(オファーレター)を提示する場合もあります。

「年収はオファー面談で交渉すればいい」と思っていませんか?

外資系企業では、そのタイミングだともう遅い場合も。

👉 外資系企業のオファー面談とは?年収交渉のポイント

各ステップの目的とポイント 

各面接ステップには、それぞれ異なる目的と役割があります。順番に詳しく解説していきますね。

リクルーターとのカジュアル面談・一次面接の役割  

このステップでは、候補者が採用ポジションにおける最低限の要件を満たしているかどうかを確認する「スクリーニング」の意味合いがあります。

また、カジュアル面談の場合は、企業やポジションの魅力を伝えて候補者の志望度を高めるプレゼンの場にもなります。

企業と応募者の相性を見る「お見合い」のような段階とも言えます。

ただし、志望度が高い企業であればあるほど、ここで選考に落ちてしまえば先に進めないため、気は抜けません。

リクルーターも、Hiring Managerの期待に応えられる人材を推薦する必要があるため、この段階でしっかりと見極めが行われます。

なぜなら、外資系企業のリクルーターにとって、Hiring Managerのニーズに応えることが最も重要な役割だからです。

Hiring Managerは、採用部門にとって「社内のお客様」とも言える存在なのです。

外資系企業のHiring Manager面接が持つ重要性

外資系企業の選考プロセスにおいて、最も重要なのがこのステップです。

Hiring Managerとは入社後の直属の上司になる存在であり、自分のチームに加わるメンバーを選ぶ決定権を持つ人物です。

リクルーターがプロセス全体を管理しているとはいえ、採用の最終的な決定権を持つのはHiring Managerです。

この面接で「採用したい」と思われれば、選考の通過率は一気に高くなります。

また、次に控えるHiring Managerの上司との面接の進め方にも影響があります。

「とても良い候補だから後押ししてほしい」というポジティブな流れになるか、「少し不安があるから見極めてほしい」という確認の意味合いになるかで、選考通過の難易度が変わってきます。

候補者としても、将来の上司となる人との面接です。

信頼できる相手か、自分が成長できる環境か、しっかりと見極める視点も大切です。

Hiring Managerの上司との面接とは? 

このステップは、Hiring Managerの評価や意向を確認する意味合いが強いです。

Hiring Managerが強く採用を希望している場合、よほどの失敗がなければ選考に落ちることは少ないでしょう。

逆に、Hiring Managerが迷っている場合は、他の有力候補との比較も含めてこの面接が勝負所となります。

とはいえ、ここでしっかりとアピールできれば逆転のチャンスもあります。

注意点として、Hiring Managerの上司が海外にいる外国人であるケースも少なくありません。

たとえ普段の業務が日本語中心であっても、この面接は英語で行われることが多いです。

そのため、リクルーターには事前に「選考が進んだ場合、英語面接はありますか?」と確認しておくと安心です。

外資系企業での英語とTOEICの重要性に関しては外資系企業への転職ではTOEICの英語スコアは関係ない
で詳しく解説しています。

チームメンバーとの面接がある場合

同じプロジェクトやチームで一緒に働く人たちとの面接が設定されることもあります。

この面接では、スキルや経験はもちろんのこと、チームに馴染めるかどうか、協働できる人物かどうかといった「人となり」を見られます。

英語でのコミュニケーションが必要なポジションでは、外国人チームメンバーが参加し、語学力をチェックされることもあります。

面接後の流れと注意点

一連の面接を終えると、多くの外資系企業ではリファレンスチェック(前職確認)やバックグラウンドチェック(経歴・犯罪歴などの確認)が行われます。

その後、本社の承認を経てオファーレター(内定通知書)が発行されます。

選考がスムーズに進んだとしても、プロセス全体には1ヶ月以上かかることが一般的です。

特に、海外の面接官との日程調整や、本社の最終承認に時間を要することは珍しくありません。

したがって、外資系企業の転職は時間がかかるものと考え、余裕を持ったスケジューリングを心がけましょう。

💡外資系の面接は構造がしっかりしている分、準備次第でしっかり対策ができます。
それぞれの面接の意味を理解しておくことで、自信を持って臨めますよ!

FAQ

英語面接はありますか?

Hiring Managerの上司が外国籍の場合、英語での面接になるケースがあります。事前にリクルーターへ確認しておくのが安心です。

どれぐらい時間がかかる?

順調に進んでも1〜2ヶ月は見ておくのが無難です。本社承認などで更に時間がかかる場合もあります。

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この記事を書いた人

FreeQuestで記事を書いている海です。
元外資系の採用担当の経験を活かし、転職、外資系キャリア、日本で働きたい外国の方向けに、実践的でわかりやすい情報を発信しています。

Hi, I’m Umi, a writer at FreeQuest.
Drawing on my experience as a former recruiter in the foreign corporate sector, I share practical advice on job hunting, careers at global companies, and how to navigate the Japanese job market. My goal is to make the process clearer and more approachable for international professionals looking to work in Japan.

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