転職活動で強い味方になる転職エージェント。
でも数が多すぎて「どこに登録すればいいのか分からない」と悩む人も多いですよね。
特に初めて利用する人にとっては、担当者との相性やエージェントのスタンスが不安の種。
本記事では、外資系企業の採用に長年関わってきた立場から、信頼できる転職エージェントの見極め方、担当者の選び方のリアルなポイントをわかりやすく解説します。
✅結論:必ず複数のエージェントとやり取りしよう
転職活動を始めるとき、転職エージェント(人材紹介会社)を活用しようと考える方も多いと思います。
すでに何度か転職を経験していて、信頼できるエージェントがいる人なら問題ないですが、
初めて利用する場合は、数多くあるエージェントの中からどこを選べばいいのか悩むのが普通です。
まず大前提として、エージェントは1社に絞らず、複数とやり取りすることをおすすめします。
そして、選ぶ基準は「企業の規模」ではなく、
“自分の希望をどれだけ丁寧に聞いてくれるか” を軸にして、信頼できる数社に絞り込んでいくと良いでしょう。
その理由を、エージェントの内情とあわせて説明します。
✅転職エージェントは営業会社です
まず理解しておきたいのは、転職エージェントはハローワークではないということ。
エージェントは営利企業であり、実態は完全な営業会社です。
働いている社員は、毎月の売上目標(=採用決定数)を追っています。
そして、その達成度に応じてインセンティブボーナスが支給される仕組みが一般的です。
つまり担当者にとっては、求職者をいかに企業に紹介し、内定を出してもらうかが自分の評価や収入に直結しています。
✅希望と違う企業を薦められることもある
あなたが希望する企業があっても、採用の難易度が高いと判断されれば、
より内定の出やすい企業へと“誘導”されることもあるのが現実です。
もちろん、スキルや経験が不足している場合にその理由を丁寧に説明し、
本人も納得の上で別企業を提案してくれるような対応であれば問題ありません。
結果的に良い企業と出会えて転職が決まれば、それもまた成功です。
❌要注意:勝手に応募・上から目線のエージェント
問題なのは、本人の希望をろくに聞かずに勝手に企業へ書類を送ったり、
上から目線でアドバイスを押し付けてくるような担当者です。
✅見極めポイント:信頼できるエージェントとは?
以下のような特徴があるエージェント(または担当者)は信頼できます:
- あなたの希望をしっかりとヒアリングしてくれる
- 希望が難しい場合、その理由を具体的に説明してくれる
- 応募先企業の詳細な情報を持っている(求人票以上のことを説明できる)
- 募集背景やチームの雰囲気、上司の人柄、カルチャーなどにも精通している
- メリット・デメリットの両面を伝えてくれる
特に、「なぜその求人をあなたに薦めたいのか」を説明できないような担当者には注意が必要です。
✅大事なのは“エージェントの会社”より“担当者との相性”
転職エージェント選びで最も重要なのは、どの会社に登録するかよりも、誰が担当になるかです。
担当者と信頼関係が築ければ、転職活動の悩みを一緒に乗り越えることができます。
実際に、信頼できるエージェントが1人いるだけで、その後のキャリアにおいても大きな支えになります。
転職だけでなく、次のキャリアの節目でも相談できるパートナーとして、
「この人なら任せられる」と思える担当者と出会えることが何よりの財産です。
✅まとめ
- エージェントは複数と接点を持つ
- 希望を聞いてくれる姿勢と相性を重視する
- 担当者個人を信頼できるかどうかが最も大切
転職エージェントは上手に使えば強力な味方になります。
ぜひ冷静に見極めながら、自分にとっての「伴走者」を見つけてください。


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