面接が決まりそうだけど、仕事との兼ね合いで日程調整が難しい…。
夜の面接ってOK?休日なら大丈夫?2〜3週間後しか空いてないけどどうしよう…
そんなふうに迷ったこと、ありませんか?
今回は、外資系企業で中途採用に長年関わってきた立場から、企業が本音でどう思っているか、何がOKで何がNGなのかをリアルに解説します。
面接直前の人も、これから転職を始める人も、ぜひチェックしてみてください!
面接日程の調整、どうすればいい?
新卒のように一斉に活動するのとは違い、社会人の転職活動はスケジュールも転職時期も人それぞれ。
複数回の面接があるのが通常ですが、そこでふと、
- 夜間の面接って対応してもらえるの?
- 休日に面接をお願いしても大丈夫?
- 何週間先まで待ってくれるもの?
…といった疑問を感じる人も多いと思います。
この記事では、長年中途採用に関わってきた立場から、企業の採用担当が実際にどう思っているかを率直にお伝えします。
面接の日程調整も採用部門の大事な仕事
まず大前提として、中途採用は応募者ごとにスケジュールがバラバラになるのが当たり前です。
もし全員が無職で活動しているなら話は別ですが、多くの応募者は現職に就きながら転職活動をしています。
そのため、日程調整に多少の時間がかかるのは想定済み。
企業側に過度に気を使う必要はありません。
とはいえ、すべてにおいて自由というわけではありません。
以下の3つのよくあるケースについて、採用側の本音をおえします。
1. 夜間の面接は対応してもらえるのか?
現職の都合もあるため、夜間対応は想定済みという企業がほとんどです。
- 18時スタート → 全く問題なし
- 19時スタート → 許容範囲
- 20時以降のスタート → 常識的に厳しい
特に「20時から面接をお願いしたい」といったリクエストは、
「そんなに遅くまでこっちを残業させる気?」
「転職という大事な機会なのに、それしか時間が取れないの?」
と、調整能力やマナーを疑われることがあります。
どうしてもやむを得ない事情がある場合を除き、できるだけ早めの時間帯で調整するのが望ましいです。
2. 休日に面接をリクエストしても大丈夫?
これは結論から言うと、あまりおすすめできません。
企業側からすれば、
「え、休日に?それって対応しなきゃいけないの?」
と内心思われるケースがほとんどです。
採用部門の担当者であればまだ対応してくれることもありますが、現場の管理職や役員クラスとの面接で休日面接をお願いするのはNGです。
よほど人手不足や特殊なポジションであれば対応してくれる可能性もありますが、
「休日面接を快く受けてくれる会社=入社後も休日対応がある」
という可能性も頭に入れておきましょう。
3. 何週間先まで待ってもらえるのか?
中途採用はすぐに働ける即戦力”が前提であるため、企業側は良い人材がいればできるだけ早く採用したいと考えています。
そのため、
- 面接日を「2週間後」「3週間後」と提示されると → 応募の本気度やスピード感を疑われることも。
どうしても外せない出張や私用があるなら仕方ありませんが、
「本当に志望しているなら、もう少し早めに調整できるのでは?」
と思われる可能性が高いです。
また、他の候補者が先に面接を受けて先に内定を取ってしまえば、その時点で選考が終わってしまうこともあります。
逆に、企業側の調整が遅い場合も「優秀な人材を逃す」要因になるため、スピード感はお互いにとって重要なポイントです。
まとめ:日程調整も評価対象の一部
転職活動では、日程調整のやり方やスピード感も、その人の印象に影響します。
本気で入りたい企業であれば、面接日程の調整は「できるだけ早く・柔軟に」動くようにしましょう。
もちろん、企業側にも事情はありますし、すべてを完璧にこなす必要はありません。
でも、面接は相手との“信頼構築の第一歩”でもあるので、「思いやりのある調整」を心がけるだけでも、評価は変わってきますよ。
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