転職をしたくてもなかなかできない。
転職できる人がうらやましい。
現状に不満を抱きながらも変化できない自分に、苛立ちや失望を感じている人もいるのではないでしょうか。
僕自身も、そうした経験がありますし、周りからもよく同じような話を聞きます。
長年、企業の中途採用に関わってきて感じるのは、
転職に成功する人と、そうでない人の差は、能力や経歴以上に「フットワークの軽さ」にあるのではないかということです。
同じような経歴でも、転職できる人とできない人がいる
例えば、同じ会社で働き、同じように現状に不満を持っている社員でも、
転職に成功して去っていく人と、ずっと不平不満を言いながら残り続ける人がいます。
同じ会社の、同じ部署で働いている場合、学歴や経験、スキルも大きく違わないはずです。
それでも差が出る。
その理由の大きな一つが、フットワークの軽さだと思います。
採用担当者や転職エージェントと話すのに、お金はかからない
転職を考え始めたら、まずは転職サイトやLinkedInにアカウントを作り、経歴を登録する。
これだけでも、転職活動のスタートを切ったことになり、大きな一歩です。
職務経歴書や英文レジュメを作成するのは確かに手間ですが、週末の1日を使えば、十分に形になるはずです。
転職サイトやLinkedInで、企業の採用担当(リクルーター)や転職エージェントからスカウトが届いたら、まずは話を聞いてみる。
時間が取れないなら、オンラインや電話でも構いません。
転職活動を始めたばかりの段階では、最初から絞り込もうとせず、
まずは片っ端から話してみて、その中で自分に合う企業やエージェントを見極めていくことが大切です。
警戒心を持ちすぎると、転職活動自体が進みにくくなります。
良し悪しを判断するためにも、まずは動いてみることが重要です。
自分に興味を持ってくれた企業や人には、フットワーク軽く会っていく。
それが結果的に、良い転職につながります。
届くスカウトをすべて同じように受け取らず、内容を見極める視点は重要です。
スカウトメールの見極め方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
スカウトメールの見極め方|転職エージェントと企業リクルーターの違いとは?
外資系に転職して驚いた「転職」に対するフットワークの軽さ
日系企業から外資系企業へ転職した際に驚いたのが、
転職に対するハードルの低さと、良い転職先を見つけるための同僚たちのフットワークの軽さでした。
それまで働いていた日系企業では、転職は一大事で、
誰にもバレないよう内密に進めるもの、という認識が強かったのですが、
転職した外資系IT企業では、まったく違いました。
同じチームの中で、
「〇〇社のリクルーターから話を聞いた」
「自分は興味ないけど、話したかったら紹介するよ」
といった会話が半ば公然と行われていました。
もちろん、真剣に面接を受けている企業については、
本当に信頼できる同僚にしか話さない、という暗黙の線引きはありましたが、
リクルーターやエージェントと話すこと自体を隠す雰囲気はありませんでした。
就業時間中でも、近所のカフェや電話で、他社のリクルーターやエージェントと積極的に情報収集をしています。
日系企業、外資系企業の両方で採用の仕事を経験しましたが、
採用担当者側のスタンスにも大きな違いを感じました。
日系企業では、面接はフォーマルで「大事な場」という扱いが多い一方、
外資系では最初のコンタクトはかなりカジュアルです。
良さそうな候補者であれば、採用担当者が直接、相手の勤務先近くまで出向いて面談することも珍しくありません。
採用組織そのもののフットワークの軽さにも、正直驚かされました。
オープンな姿勢が、良い情報を引き寄せる
現職に不満がなく、転職にまったく興味がないのであれば、無理に転職活動をする必要はありません。
ただ、
「今より良い条件で働きたい」
「何か変化が欲しい」
という思いが少しでもあるなら、転職に対してオープンな姿勢でいることは大切です。
世の中には、自分の知らない企業や、転職サイトには載っていない求人など、
個人ではなかなかリーチできない情報が数多くあります。
オープンに、フットワーク軽く動くことで、好条件の求人に出会い、
転職を重ねることで短期間で年収が数倍になる。
外資系企業では、こうしたケースも決して珍しくありません。
実際、リクルーターや転職エージェントからのスカウトをきっかけに、
自分では想像していなかった企業へ転職した経験が、僕自身にもあります。
自分の希望する条件や働き方を手にできるかどうかは、自分次第。
今の時代、それは昔に比べて、ずっと現実的な選択肢になっています。
転職活動では、どのツールをどう使うかも重要なポイントです。
LinkedInと転職エージェント、それぞれの特徴と使い分けについては、こちらの記事で整理しています。
外資系転職はLinkedInと転職エージェントどっちがおすすめか徹底比較
転職に成功する人がやっている「フットワーク」チェックリスト
転職に成功している人は、特別なスキルがあるというより、
「まず動く」ことを当たり前にしています。
以下の項目をチェックしてみてください。
- 転職を少しでも考えたら、転職サイトやLinkedInに経歴を登録している
- 職務経歴書やレジュメを「完璧でなくてもいい」と割り切って作っている
- スカウトが来たら、条件に合わなくても一度は話を聞いている
- 採用担当者や転職エージェントと話すことを、過度に警戒していない
- 今すぐ転職するつもりがなくても、情報収集として面談をしている
すべてに当てはまらなくても問題ありません。
ただ、一つも当てはまらない場合は、転職のチャンス自体が目に入っていない可能性があります。
この記事を読んだ方はこちらの記事もどうぞ




