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ベンチャー企業への転職にはリスクがあるの?向いている人の特徴とは

ベンチャー企業への転職リスクを考えて腕組みをする男性

ベンチャー企業への転職に不安を感じていませんか?

本記事では、転職前に知っておきたいリスクと、その裏にある大きなメリットを実体験を交えて解説します。向いている人の特徴も紹介します。

※この記事では「ベンチャー企業」という言葉を使っていますが、「スタートアップ」も含めた意味でお話しています!

目次

ベンチャーは向いている人と、そうでない人が明確に分かれる



「ベンチャーは不安?でもそれって、本当はチャンスかも。」

「ベンチャー企業への転職にはリスクがあるのか?」という質問をよく受けます。

はい。私の経験から言うと、リスクはあります。

ただ、裏を返せばそれだけチャンスがあるということでもあります。

ベンチャーにリスクがある3つの理由

  • 経営が安定していない
  • 良くも悪くもワンマン
  • 激務が求められる

順番に見ていきましょう。

経営が安定していない

これが最大のリスクかもしれません。

ベンチャー転職を迷っている人の多くも、この点を最も気にしています。

ベンチャーの経営は、常に綱渡りのようなものです。

資金繰りがうまくいかず、人材確保も難航し、事業の継続が困難になるケースは珍しくありません。

実際に、入社から1年以内に倒産してしまう企業もあります。


良くも悪くもワンマン

会社の規模が小さいため、経営陣と近い位置で働くことになります。

スピード重視の企業文化ゆえ、社員の意見というよりも経営者の意向が色濃く反映されます。

近くで働けること自体はメリットですが、理不尽な要求を受けることもあれば、経営陣と相性が悪いと職場に居づらくなるケースもあります。

その結果、仕事の成果も上がらず、早期退職に繋がることもあるでしょう。


激務が求められる

事業の成長と存続のために、猛烈な働き方を求められるのがベンチャーです。

上場を目指す企業も多く、売上・利益を追求するために、社員が一丸となって働くカルチャーが根付いています。

「そこまでして働きたくない」という人には、正直向いていません。

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ベンチャーで働く3つのメリット

ここまで読むと「ベンチャーやめた方がいいのでは…」と思うかもしれませんが、もちろん大きなメリットもあります。

  • 爆発的に成長する可能性がある
  • ビジネスの現場を間近で見られる
  • 組織が柔軟で、実力主義

リスクの裏返しがチャンスになるのがベンチャーの魅力です。


爆発的に成長する可能性がある

経営の不安定さはリスクでもありますが、大きなリターンの源でもあります。

新たな市場を切り開いたベンチャー企業は、急成長し上場を果たすことも珍しくありません。

創業期のメンバーとして活躍すれば、上場時に株式付与の恩恵を受けられるチャンスも。

役職によっては保有株数も多くなり、株式の売却益で早期リタイアや起業という未来も現実味を帯びてきます。


ビジネスを回す現場を間近で見られる

経営陣との距離が近いため、ビジネスの意思決定やお金の流れをリアルに体感できます。

資金調達の場面や投資家との交渉、顧客への提案など、大企業ではなかなか見られない場面にも立ち会えるかもしれません。

認められれば、若手でも重要な案件を任されることもあります。

将来的に自分で起業を目指す人にとっては、まさに実践型の学び場です。


 組織が柔軟で、実力主義

まだ未成熟な組織だからこそ、変化に柔軟で、新しいことに前向きな企業が多いです。

時に混乱しているように感じるかもしれませんが、何かを生み出そうと必死にもがいている状態とも言えます。

性別や年齢、社歴に関係なく、実力と成果で評価される環境にフィットする人にとっては、イキイキと働ける職場になります。

ベンチャーに向いている人とは?

ベンチャーで活躍する人には共通点があります。

  • 自主的に動ける人
  • 困難や不安定さも「成長のチャンス」と捉えられる人
  • 自分が組織のカルチャーをつくるという意識を持てる人

ベンチャー転職は「熱意」と「共感」が鍵

上場を果たすベンチャーはほんの一握りかもしれませんが、自分が魅力を感じる事業であれば挑戦する価値は大いにあります。

面接では「創業メンバーの一人になる」くらいの心意気で臨むと、経営陣にも熱意が伝わりやすいですよ。

ベンチャー企業に転職する前にチェックしたい5つのポイント

ここまでお伝えしてきたように、ベンチャーへの転職はチャレンジである一方で、見極めさえできれば大きなチャンスにもなります。

入社前に以下の項目を確認しておくと、入社後のミスマッチや後悔を防ぐことができます。

1. 資金調達の実績(出資元やステージ)

  • シード、シリーズA〜Dなどの調達ステージはどこ?
  • 出資しているのは信頼できるVC(ベンチャーキャピタル)か?
  • 直近で資金調達が実施されたか?

👉 信頼できる出資元がいる企業は一定の成長性と安定性を持っています。

2. 社員数と成長スピード

  • 数人規模なのか?それとも既に数十人・数百人規模か?
  • 直近1〜2年で急拡大していないか?(急成長=組織の混乱リスクも)

👉 あまりに急成長している企業は「組織が追いついていない」ケースも。

3. 経営陣のバックグラウンド

  • CEOや共同創業者の経歴や実績は?
  • 同業界での経験はあるか?
  • SNSやブログでの発信内容に一貫性があるか?

👉 社長の思想はそのまま会社のカルチャーに反映されます。

4. プロダクトやサービスの市場性

  • 解決しようとしている課題は本当に存在するか?
  • 既存の競合との違いや強みはあるか?
  • ユーザーからの反応・レビューなどはどうか?

👉 プロダクトに将来性があるかは、ビジネスの存続にも直結します。

5. 働き方・カルチャーの明確さ

  • フル出社?リモートあり?副業OK?
  • 面接の段階で社員の雰囲気や温度感を感じ取れたか?
  • 評価制度・報酬制度は整備されているか?

👉 カルチャーとの相性が悪いと、どんなに能力があっても成果が出にくいです。

📝 チェックの際は、会社HPだけでなく、以下も参考にすると良いです:

  • Wantedly、OpenWork、Glassdoorなどの口コミ
  • SNSでの社員の発信(X(旧Twitter)やLinkedInなど)
  • 資金調達ニュース(TechCrunch Japan、PR TIMESなど)

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🔚 まとめ:

ベンチャー転職は「情報戦」です。

ワクワク感だけで突っ走るのではなく、冷静に足場を確認しながらチャレンジすることが成功の秘訣です。

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この記事を書いた人

FreeQuestで記事を書いている海です。
元外資系の採用担当の経験を活かし、転職、外資系キャリア、日本で働きたい外国の方向けに、実践的でわかりやすい情報を発信しています。

Hi, I’m Umi, a writer at FreeQuest.
Drawing on my experience as a former recruiter in the foreign corporate sector, I share practical advice on job hunting, careers at global companies, and how to navigate the Japanese job market. My goal is to make the process clearer and more approachable for international professionals looking to work in Japan.

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