転職して新しい環境に飛び込んだものの、「なんか違ったかも…」と後悔してしまうこと、ありませんか？
本記事では、転職後にミスマッチを感じた際に、ついやってしまいがちな“やってはいけない行動”とその理由を解説します。焦らず、後悔を繰り返さないための判断軸を一緒に整理していきましょう。
やってはいけないこと① 我慢は美徳じゃない。転職後すぐの違和感は放置NG
転職して「失敗したかもしれない」と感じても、
「入社してすぐ辞めるなんて印象が悪いかな」「我慢が足りないと思われそう」
と心配して、無理に耐え続けてしまう人は少なくありません。
しかし、明らかにミスマッチだと感じた場合は、我慢せず早めに動いた方がいいです。
たとえば…
- 面接で聞いていた給与や条件と実際が大きく違う
- 職場の人間関係が悪く、ハラスメントが蔓延している
- 退職者が異常に多く、業務が回っていない
このような環境で無理に続ける必要はありません。
心や体をすり減らす前に、新しい選択肢を探しましょう。
判断が難しいのは「悪くはないけれど、なんか違う」と感じるケース。
この場合は「単なる慣れの問題」なのか「自分に合わない本質的な違い」なのか、少し時間をおいて見極めましょう。
✔️
「辞めるのは甘え」じゃない。周囲の目は気にしなくてOK
「すぐ辞めるのは根性がない」と思われるのでは…と不安に感じるかもしれませんが、
今の時代、働き方に対する価値観は大きく変わってきています。
もちろん、あまりに短期の転職を何度も繰り返すと、将来的に選択肢が狭まってしまうリスクはあります。
でも、明らかにおかしい環境に我慢して居続ける方がキャリアにとってマイナスです。
✔️ 後悔しない転職のために
転職での後悔や失敗を防ぐためには、事前の準備とリサーチが何より大切。
とはいえ、すでに入社してしまったあとであっても、「ここでは無理だ」と思ったタイミングで見直す勇気も必要です。
📌ポイントは「我慢＝美徳」ではなく、「自分の人生を守る行動かどうか」で判断することです。
やってはいけないこと② 先に退職してしまう
失敗したと感じても、次の転職先が決まる前に辞めてしまうのは避けましょう。
無職状態での転職活動は、理由の内容に関係なく不利に働きがちです。
むしろ、在職中の転職活動こそがベスト。特に試用期間中であれば、
- 「条件が違った」
- 「ミスマッチを感じた」といった理由も納得されやすく、次の選考に響きづらいです。
💡すでに「もう辞めよう」と心が決まっているなら、それだけでも気持ちは前向きになります。
働きながら準備を進めていきましょう。
やってはいけないこと③ 同じ転職エージェントにすぐ相談するのは避けよう
転職エージェント経由で入社した場合、短期間で退職してしまったあとに、同じエージェントへ再度相談するのは基本的に避けた方が無難です。
■ なぜなら…
多くのエージェントは、企業と「返金規定付きの契約」を結んでいます。
たとえば、下記のようなパターンです：
- 1ヶ月以内の退職：紹介手数料の100%返金
- 2ヶ月以内：70%返金
- 3ヶ月以内：50%返金
このように、紹介後すぐに退職されると、エージェント側にとっては大きな損失になります。
そのため、同じエージェントに「退職したい」「転職先を紹介してほしい」と伝えると、表向きは心配してくれているようでも、実際には強く引き止められることが多くあります。
💡加えて、企業との契約上「短期間で辞めた人材を再度他社に紹介してはいけない」などのルールがある場合も多く、同じエージェントからは短いスパンでの再転職のサポートを受けられないケースが大半です。
■ ではどうすればいいか？
退職する意思をエージェントに伝えること自体は問題ありませんが、引き止めに心が揺らぐようなタイミングではなく、覚悟が決まった上で話すのがベストです。
また、内定時に提示された条件と実際が大きく違う場合は、エージェントの責任問題にも発展することがあります。
その場合は証拠（求人票、オファー内容のメール等）をもとに、明確に説明を求めるようにしましょう。
■ 複数のエージェントやリクルーターと接点を持つべき理由
転職の選択肢を広げておくためにも、日頃から複数の転職エージェントや企業のリクルーターとつながっておくことをおすすめします。
✅ いざ「動きたい」と思った時に、すぐに相談できる相手がいると、次の転職活動もスムーズです。
転職エージェントの選び方に関してはこちらの記事も参考にしてください
まとめ｜迷ったときほど一歩引いて判断を
転職がうまくいかないと感じたとき、慌てて動くと状況がさらに悪化してしまうこともあります。
やってはいけないこと：
- 必要以上に我慢してしまうこと
- 次の職場が決まる前に退職してしまうこと
- 前回使ったエージェントにすぐ頼ってしまうこと
転職で失敗を感じたときこそ、冷静に状況を整理し、次の一手を計画的に打つことが大切です。
